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土佐の与市と房州節

房州節は、江戸時代に紀州人の土佐の与市によって門外不出の鰹節の製造技術が伝えられて以来の、歴史と伝統があります。

江戸城下では、「房熊節」と呼ばれ珍重されました。

紀州印南出身の与市は、房州や伊豆に門外不出の節の製造技術を伝えたため、故郷の印南に戻れず、身を寄せていた千倉の渡辺久右衛門方でなくなりました。

東仙寺の渡辺家の墓所のとなりに、お墓があります。

今年は、与市の200回忌に当たるため、和歌山県印南町から文化協会の方々がお越しになられ、旧の命日にあたる4月22日に東仙寺で法要が営まれました。
お声をかけていただきましたので、ご一緒させていただきました。

南房総市の市役所や渡辺家の方、関係者が集まって、皆で与市をしのびました。

房州の節製造業者も少なくなってしまいましたが、土佐の与市が伝えてくれたこの技術と伝統を、いつまでも守ってゆきたいと思いました

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